夏の終わりに髪がパサつくのはなぜ?|退色とパサつきは別の光、40代のヘアケア設計

紫外線設計

「夏が終わる頃、髪の色がなんだか明るくなった気がする」
「毛先がパサついて、指通りも悪い」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?

これは、あなたのケアが悪かったからではありません。

色が抜けたのは、髪の中のメラニンが紫外線を吸収して、
髪そのものを守ってくれた跡です。
守った代わりに、色素のほうが壊れる。

つまり、退色は「盾が働いた証拠」でもあります。

そして、傷んだ内部が元どおりになることはなくても、
今日の手触りと見え方は、変えられます。

本日は、これ以上進めないための「夏の終わりヘアケア設計」をお伝えします。


1.色が抜けたのと、パサついたのは、別のこと

夏の終わりに「色が抜けた」と「パサついた」が同時に起きるのは、
偶然ではありません。
紫外線には種類があって、壊すものがそれぞれ違うからです。

  • 色素を壊すのは、UVA
  • 髪のタンパク質を壊すのは、UVB

別の光が、別のものを壊している。
だから、同じ夏の終わりに、
この2つの悩みが並んで出てきます。

そしてもうひとつ、知っておいていただきたいこと。

肌は生きた組織なので、時間をかけて立て直せます。
けれど髪は、すでに伸びきった繊維です。

一度傷んだところが、元に戻ることはありません。

だからこそ、この時期の髪に私たちができるアプローチは、
とてもシンプル。
以下の3つだけです。

  1. 今日の見え方を変えること
  2. これ以上ダメージを進めないこと
  3. これから生えてくる分を守ること

2.内部は戻らなくても、今日の見え方は変えられる

傷んだ内部が元どおりになることはありません。
けれど、今日の手触りと見え方は確実に変えられます。

▶ お風呂でのトリートメント

私はここを、少しだけていねいにしています。

  1. つける
  2. 粗いくしで、毛先から順にとかす(※濡れ髪は弱いので必ず粗いくしで)
  3. お湯を少し足してなじませる(乳化させるとよく伸びます)
  4. 数分置いてから、流す

置き時間は数分でも大丈夫です。
サッとつけて流すより、このひと手間で指通りが大きく変わります。

▶ 私が使っているもの

「花やの前の美容室」で買っている「MATOMARI」というトリートメントです。
ケラチンや植物オイルが入ったタイプで、洗い上がりの指通りがなめらかです。

トリートメントは、次に洗えば流れます。
髪の中が戻ったわけではありません。
それでも、次に洗うまでのあいだ、手触りと見え方は変わります。


3.これ以上進めないための3つ

トリートメントを替える前に、ここを見直すほうが効きます。

① 濡れた髪の摩擦を減らす

濡れた髪は、一日のうちでいちばん弱い状態です。
タオルでこすらず、押さえて水分を吸わせる。
そして、すぐ乾かす。

② 熱を減らす

乾かす前に、ミルクをはさみます。

▶ ミルボン ディーセス エルジューダ エマルジョン+

何度か他のものも試しましたが、結局これに戻ってきます。
乾かす前の髪にも、乾いた後の仕上げにも使えます。

根元にはつけず、いちばん乾燥しやすい後頭部の内側から、
毛先に向けて握るように。

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③ 紫外線を減らす

夏が終わっても、紫外線がゼロになるわけではありません。
分け目や頭皮は、一日じゅう真上から光を受けています。

帽子や日傘は、髪と頭皮をまとめて覆えて、塗り直しもいりません。


4.これから生えてくる分は、今日の守り方で決まる

今ある髪は戻せませんが、
これから伸びてくる髪は、まだ何も受けていません。

数か月後に肩のあたりに来る髪を、今日から守っておく。

そう考えると、
この時期の守りは「遅れた対応」ではなく「先回り」になります。

毛先を少し整えると絡まりにくくなる、という方法もあります。
でも、長さを手放したくない気持ちのほうが大事な日もあります。
切らない前提で、できることから。それで十分です。


▷ 夏の終わりのリカバリー設計
肌|夏の終わりに肌がごわつくのはなぜ?
髪|夏の終わりに髪がパサつくのはなぜ?
口元|夏の終わりに口元が荒れるのはなぜ?

まとめ

✔️ 色が抜けたのは、メラニンが紫外線を吸収して髪を守った跡

✔️ 色素はUVA、タンパク質はUVB。「退色」と「パサつき」の原因は別の光

✔️ 内部は戻らなくても、今日の手触りと見え方は変えられる

✔️ トリートメントを替える前に、濡れ髪の摩擦・熱・紫外線を減らす

✔️ これから生えてくる未来の髪は、今日の守り方で決まる


最後に

夏のあいだは、どうしても髪が外の紫外線にさらされてしまいますよね。
日焼け止めは塗り直しても、髪のことは後回しになりがちです。

色が抜けたのも、パサついたのも、あなたの手入れが足りなかったからではありません。
戻せないものを戻そうとすると、疲れてしまいます。

だから今夜は、いつものトリートメントを、ほんの少していねいに。
とかして、なじませて、少し置くだけで大丈夫です。

それだけで、明日の朝の指通りは変わります。


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