「夏が終わる頃、なんだか肌が疲れて見える」
「ごわついて、ふれるとザラつく」
「年齢のせいかな?」と、そんなふうに感じたこと、ありませんか?
これは、夏のあいだに何かケアを失敗したからではありません。
実は夏のあいだ、私たちの肌は湿度と気温のおかげで、
一年でいちばん潤った状態にありました。
それなのに夏の終わりは、そこから急な下り坂に入る入り口なのです。
本日は、今の肌に何が起きているのかと、40代の肌を立て直す、
ここから始めるリカバリーの順番をお伝えします。
1.実は一番潤っていた夏の肌。けれど「肌への影響」はこれから
夏のあいだ、肌の水分量が高くなることは研究でも報告されています。
環境による影響だからこそ、夏の終わりから始まる「肌の下り坂」は誰にでも等しくやってきます。
紫外線を浴びたその日にも、
赤みが出たり、一時的に肌が黒く見えたりする変化は出ます。
けれどこれは、すでにある色が一時的に濃くなっている状態で、
比較的早い段階で落ち着いていきます。
本当に新しく作られる色は、そのあとです。
3〜4日で見え始めて、そこから10日、長ければ数週間かけてじわじわと濃くなっていきます。
「焼けたのは先月なのに、なぜか今のほうが濃く見える」
その正体が、これです。
つまり今は、夏に受けたダメージの負債が、いちばん表に出てくる時期にあたります。
▷ 日焼けした日のケアは、こちらにまとめています
「日焼け後72時間が勝負」は本当?うっかり日焼けした日の、正しい引き算ケア
2.戻る速さは、症状によって違います
夏の終わりの肌の変化は、ひとまとめにできません。
症状によって、戻るまでの時間がまったく違うからです。
たとえば、ごわつきや乾燥は数週間で落ち着いていきますが、
日焼けによる色はこれから濃くなり、そのあと少しずつ薄れていきます。
さらに、炎症の後に残った色ムラとなると、
数か月から長ければ年単位で付き合っていくことになります。
同じ「夏の終わりの肌」でも、数週間で戻るものと、来年まで付き合うものが混ざっている状態です。
だから、2週間たっても戻らないことを、「自分のケアの失敗だ」と思わなくて大丈夫です。
3.秋に向けて、始めるリカバリーの順番
やることは3つ。順番があります。
① ごわつきは、削らずに整える
ごわつくと、洗う力を上げたくなります。
でも逆です。夏の終わりの角層に足りないのは、
水分そのものより、それを「抱えておく力」のほうです。
だから、洗浄力の強すぎるものを避けて、
スクラブやピーリングなどの「削るケア」も控える。
そのあとの保湿は、セラミドの入ったものをシンプルに。
品数を増やさなくて大丈夫です。
それだけで、数週間かけて自然に落ち着いていきます。
② ヒリつきがなくなったら、美白有効成分を始める
ここが、この時期にいちばんお伝えしたいことです。
医薬部外品の美白有効成分は、
「メラニンの生成を抑え、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ」
という効能で承認されています。
つまり、すでにあるシミを消すためのものではなく、
「これから出てくる分」に働くものです。
そして1章で書いたとおり、色はこれから濃くなります。
消すためではなく、これから出る分を抑えるために使う。
だから夏の終わりは、美白ケアがいちばん噛み合う時期なのです。
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朝晩の最後に1滴で、しっとり保湿。
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③ 追加の紫外線を避ける
いま最も効くのが、これです。
色がこれから濃くなる時期に浴びると、その分だけ足されます。
夏が終わっても、日焼け止めをやめないこと。
これが、①と②のケアを打ち消さないための、大切な土台になります。
まとめ
✔️ 夏の肌は一年でいちばん潤っている。夏の終わりは下り坂の入り口
✔️ 紫外線を浴びた後の色は、3〜4日で見え始め、数週間かけて濃くなる
✔️ 戻る速さはバラバラ。ごわつきは数週間、残った色ムラは数か月から年単位
✔️ 美白有効成分は「これから出る分を防ぐ」もの。だから今の時期にぴったり
✔️ いちばん効くのは、夏が終わっても日焼け止めをやめないこと
最後に
夏のあいだ、日差しを受けて、汗をかいて、
肌も私たちと一緒にずっとがんばってきました。
夏の終わりに出てくるさまざまな変化は、
強い環境のなかで肌が必死に働いてきた記録のようなものです。
戻る速さが違うものを、同じ速さで戻そうとすると、疲れてしまいます。
だから今日は、一つだけ。
明日の朝も、日焼け止めを塗る。
夏が終わっても続けるその一つの習慣が、数か月後のあなたの肌をいちばん守ってくれます。
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